自己分析ができない3つの理由とは?就活・キャリアプランに悩んだら要チェック!【ベストセラー『insight』から】


ショウ
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こんにちは!

営業スキル・若者のキャリアについて発信中のショウです。

自己分析がうまくできないです…。webテストを受けたり、本を読んでみたりしたけど、イメージが全然わきませんでした。どうしたら、自分のことをハッキリと理解できるでしょうか?」

こんな方向けです。

就活や転職や、自分の生活を変えていきたいとき。

「自己分析をしないと!」と考えている方も多いと思います。

でも、「自己分析のやり方」って学校や会社で教わりませんよね?

実は、「自己分析」というのとてもやっかいなものです。

やり方を間違えると自分に合わない会社に入ってしまったり、他の人に振り回されたりする原因にもなりかねません。

最近の研究では、なんと間違った自己分析は幸福度を下げることまで分かっているのです…。

ですが、正しく自分を理解している人は、キャリアやプライベートで得をすることも分かっています。

そこで今回はアメリカで大ヒットした書籍『insight』を参考に「自己分析が失敗する3つの理由」をご紹介。

今回の内容は特に…

  • マジメな人
  • 一人でいるのが好きな人
  • 自己分析を最近始めた人
  • 自己分析のやり方を見直したい人

におすすめです!

僕が数年悩み抜いて、100冊以上読んだなかからオススメしますので、ぜひキャリアプラン・人生設計に役立ててくださいね。

では早速みていきましょう。

自己分析ってそもそもなにか?

そもそも、自己分析とはなんでしょうか?

あなたなら、「自己分析って何?」と子どもに聞かれたら、どう答えますか?

  • 自分とじっくり向き合うこと?
  • 周りの人の意見をたくさん聞くこと?
  • 過去をふり返ること?

色々な答えがあると思います。

ところが、これらは「正しい自己分析」ではありません。

正しい自己分析は、「内と外から、自分をハッキリ理解すること」が必要です。

なので、時間をかけるだけではいけませんし、他の人から言われることをそのまま受け止めるだけでは不十分なのですね。

また、ぼんやりとイメージするだけでは、具体的な行動につなげるのも難しいです。

しかし、実際は多くの就活生や転職を考えている人は、「自己分析」の意味を間違えてしまっています。

ここからは、そんな勘違いから起きてしまう「自己分析が失敗する3つの理由」をみていきます。

ちなみに、僕もエラそうに書いていますが、自己分析どころか人生が迷走してきた経験があります。

仮に、今は間違えていたとしても、大丈夫。

1日でも早く正しい自己分析ができた方がトクします。

早速チェックしていきましょう!

ショウ
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深い落とし穴にはまる前に、ぜひチェックしてください…!

自己分析ができない3つの理由

ではここから、自己分析ができない3つの理由を見ていきます。

なお、この内容は書籍『insight』より、「内省をめぐる4つの間違った考え」から3つ選んでご紹介していきます。

『insight』の著者ターシャ・ユーリックさんは、「コーチングにおける世界のリーダートップ50」や、「世界の若手マネジメント思想家」に選ばれています。

最新のデータと合わせて解説された知識を、ここから共有していきますね。

「自己分析が失敗してしまう理由」、それは以下の3つです。

  • 絶対的な答えがあると信じてしまう
  • 「なぜ」を考えすぎる
  • 反すうしてしまう

1つずつ見ていきましょう。

①:絶対的な答えがあると信じてしまう

1つ目の失敗の原因は「絶対的な答えがあると信じてしまうから」です。

つまり、「正解を出さないといけない」と感じてしまう、ということですね。

私たちは学校教育で、「正解を出すこと」を大切に育てられてきました。

センター試験・共通試験などは良い例で、選択肢から「正しい答えを選ぶ」ことが重要視されていますよね。

それと同じで、自己分析の時にも「自分にも正解があるはずだ!」と思いこんでしまうのです。

すると答えが分からなくなった時に、行き詰まってしまい、「自分はダメなんじゃないか…」と落ち込むことになってしまいます。

『insight』では「いくつかの可能性を考えること」つまり「柔軟な心を持つこと」とが自分を知るには大切だと書かれています。

実は僕も、まだ自分のことがよく分かっていません。

ただ、「学ぶことが好きかもしれない」「人に伝えることが得意だ」など、少しずつ分かってきたこともあります。

それは、自分の可能性をいくつか考えてきたから、分かったことだと感じています。

あなたも、「1つの答えを出さないといけない」と考えすぎていませんか?

まずはそれをチェックしてみてください。

②:「なぜ」を考えすぎる

2つ目の理由は、「なぜ」を考えすぎることです。

ちょっと意外かもしれませんが、自己分析では「なぜ」という質問をあまりしすぎてはいけません。

例えば、自分の好きなことを知りたい場合。

  • なぜ、自分は今の大学/会社を選んだのだろう?
  • なぜ、自分は数学より国語が好きだったのだろう?
  • なぜ、自分はサークル・部活を選んだのか?

この質問では、実はうまく分析をすることができません。

なぜなら、答える範囲が広すぎるからです。

実際にやってみると分かりますが、理由をはっきりと答えるのって、けっこう難しいんですよね。

しかも、「なぜ」を考えるすぎる人は精神的に不健康になることも分かっています。

イギリスで行われた大学生を対象に行われた実験があります。

実験では、参加者は知能テストを受けさせられた後に不合格、と伝えられます。

その後、グループをABの2つに分けて、Aグループには「今どんな気分か、それはなぜか」を考えるようにしてもらったのですね。

つまり、「なぜ今の気分か」を考えたのです。

すると、「なぜ」を考えたAグループは、テスト直後の落ち込みが激しくなるだけでなく、12時間たっても同じような気分になる傾向が分かった、というのです。

まとめると、「なぜ」を自分に向けすぎると、答えが出ないばかりか、メンタルも不安定になってしまうのですね。

これはヤバいです。

メンタルの調子が悪いと、就職・転職に不利なことはもちろん、前向きにものごとを進められませんよね。

ちなみに、僕も昔はよく「なんで自分は〇〇をしてしまったんだ…」と考えることがありましたが、最近はなるべく控えるようにしています。

なので、あなたも「なぜ」を考えすぎていないか、ぜひチェックしてください。

③:反すうする

3つ目の自己分析ができない理由は「反すう」です。

反すうとは、「同じことをなんどもくり返す」こと。

ヤギなどの草食動物が、草を口ですりつぶすことも「反すう」ですよね。

自己分析では「同じことをずーっとくり返し悩んでいる」という状態を反すうといいます。

反すうが起きると、分析は全く進みません。

キャリアだけでなく、恋愛や家族関係などでも、「いっぱい悩んだけど、答えは出なかった…」という経験が、あなたにもありませんか?

自己分析も全く同じで、ただのくり返しには意味がありません。

また、データでも「反すう」の悪影響が証明されています。

『insight』の著者が行った調査では、よく「反すう」をする人は自分の生活への満足度が低く、幸福度が低いとされています。

他の研究でも、反すうは成績の悪さ・睡眠の質の悪化・気分の悪化と関係があることが明らかにされています。

ショウ
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「なぜ」もけっこうやばかったですが、「反すう」も人生をわりと破壊する力があるんですよね…。

また、うつ病の人の反すうして考える傾向にあるそうなので、反すうはメンタルにもよくないんですね。

というわけで、あなたも「同じことでずっと悩んでいないか?」を確認してみてくださいね。

どうすれば正しい自己分析ができるのか?

ここまで、自己分析の失敗パターンを見てきました。

では、一体どうすれば正しく自己分析ができるのでしょうか?

それには、以下の3つが必要です。

  • 良い質問/ツール
  • はっきりとした答え
  • 外からのフィードバック

これらの3つが揃うことで、適切な時間で、本当に使える・納得感のある自己分析ができるようになりますよ。

ちょっとだけ見ていきましょう。

①:質問とツール

まずは質問・ツールです。

質問を間違えると、「なぜ?」をなんども使ってしまったり、考えがまとまらず、反すうしてしまう可能性が高いです。

かのアインシュタインも、こう言っています。

もしわたしがある問題を解決するのに1時間を与えられ、それが人生が変わるような大問題だとすると、そのうち55分は自分が正しい問いに答えているかどうかを確認することに費やすだろう。

アインシュタイン

大切なのは、「答え」よりも「質問」なのです。

ということで、自己分析の成功のためににはまず正しい質問を知ることから始めましょう。

特に、以下の書籍がおすすめです。

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、タイトル通り分かりやすさがピカイチですね。

✔︎あまり本を読まないけど、自己理解だけはきちんとやってみたい
✔︎やりたいことがなくて悩んでいる
✔︎自分に自信がほしい

そんな場合には特におすすめです。

こちらの記事も、参考にしてみてください。

なんとなく不安な人は必見!仕事・生き方の見方が変わる『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』【書評】

また、今回僕が参考にした『insight』は、本格的に自己分析をしてみてみたい人なら必見の一冊です。

僕自身も、この本を読んで「自己分析」を見直すことにしたくらいですね。

ちょっとぶ厚めの本ですが、本気で自己分析したい人はぜひ挑戦してみてください。

また、ツールでは「ストレングスファインダー」が僕の一押しです。

34個の才能のうち、あなたの才能のTOP5は何なのか?

ということが分かります。

以下の書籍を購入すると、オンラインでテストを受けることができますよ。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 〈ストレングス・ファインダー2.0〉 ストレングス・ファインダー2.0 [ トム・ラス ]

ストレングスファインダーについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

営業の強みを”意識して”作る!本気のストレングスファインダー活用法【改善・就活に】

(*営業希望・営業マンの方に向けたタイトルになっていますが、どんな職種の方でも面白く読める内容に書いてあります!)

②:はっきりとした答え

自己分析では、「はっきりさせること」がとても大切です。

なぜなら、言葉ではっきりさせておくと、行動に移しやすいですし、後から振り返ることもカンタンになるからです。

例えば、自分の好きなことをはっきりさせたいなら、例えば以下の質問が効果的。

『insight』から、一部引用してみます。

あっという間に時間が過ぎてしまうことは?その共通点はなに?
朝、ベットからすぐ起きられる一日って、どんな日?

『insgiht』より

これを考えると、具体的な分野・ものの名前が出てきますよね。

僕の場合は、「ボードゲームをやっている時」「誰かに教えている時」「ものごとの仕組みを調べている時」などがこれに当たります。

気をつけたいのは「正解があると思わないこと」ですね。

たった1つのことを見つけよう!と思わずに、「いくつか候補を出す」ことが大切ですよ。

③:フィードバックを受ける

最後はフィードバックです。

自分のことって、案外分かっているようで、思い込みに左右されやすいです。

例えば、アメリカの数百組の夫婦を対象にした実験では、自分よりもパートナー(配偶者)の方が、その人の心臓病のリスクを正しく評価できた、という結果も出ています。

なので、あなたもぜひ自分の友人・会社の同僚や、知識を持っている人から意見をもらうようにしてください。

そうはいっても、「自分の道は自分で決めるよ!」という人もいるでしょう。

ところが…。

自分のことが分かっていないと、チームや組織にも迷惑をかけてしまう可能性もとても高いです。

その例として、自己認識ができていないリーダーのいるチームは、できているリーダーのチームよりも6倍も失敗する可能性が高い、というショッキングな研究も。

言いかえると、自分のことを分かっていないリーダーは、みんなに6倍ものリスクを背負わせてしまうのです。

なので、ぜひあなたも周りの人に「自分はどう見えているか?」と聞いてみてください。

なかなか自分だけでは気づかないことを、他人から教えてもらうことで学ぶことができますよ。

…それでも!

やっぱり自分のことを聞くのはちょっと恥ずかしいですし、周りの人に「急に、何こいつは言い出したのか?」と思われたらイヤですよね…。

というか、何より、僕自身が「自分のことを周りに聞く」のがとても苦痛だったのです。

なので、このブログをお読みの方限定で、僕とのzoomでの30分間の無料相談を受け付けることにしました!

✔︎何をしたらいいかわからない
✔︎周りの知人にいきなり聞くのは勇気がいる
✔︎僕と話をしてみたい

そんな方はぜひ、ご連絡ください。

僕自身の経験を元にして、あなたの自己分析のお手伝いをしていきますよ。

また、僕自身もあなたとの面談を通して、自己理解をもっと勉強していきたいと思います。

ご希望の場合は、以下のボタンからLINEの友だち追加をしてください。

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まとめ:自己分析の失敗を避けるために

ということで、ここまで自己分析の失敗の原因を考えてきました。

  • じっくりやるべきだという思い込み
  • 「なぜ」を考えすぎ
  • 同じことをくり返してしまう

こんな場合は、あなたの自己分析は黄信号です。

ぜひ「正しいやり方」で、自己分析を進めてみてくださいね。

ショウ
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では、また次の記事でお会いしましょう!

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