例え話が上手い人のたった1つの共通点とは?「話が分かりやすい」と言われる人になれる”ぼんやり法”を大公開!【営業マンのマル秘トーク術】


ショウ
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こんにちは!

営業の思考法×ブログ発信のショウ(プロフィール)です!

「例え話が上手になりたいなあ…」「話が分かりづらいと言われる」「たとえ話をマスターして、文章力や表現力をあげたい」

そんな方向けの記事です。

たとえ話は、新しいことを人に伝えたり、教えたりする時に重宝します。

営業・仕事の報告・相談や、友人との雑談、SNSなど、多くの場面で使えますね。

しかし、「たとえ話が上手くなりたい!」と思っても、教科書や授業はないですし、習得がむずかしいのが実際のところ。

そこで今回は、たとえ話が自由自在に作れる「ぼんやり法」をお伝えします。

多くのたとえ話の達人は、無意識にこのコツを実行しています。

僕がサークルの運営・家庭教師・営業などの経験から気づいた方法ですので、きっとあなたにも役に立ちますよ。

また、記事の最後には僕が営業生活を通して見つけた、「とっておきのトークスキルアップ法」もお伝えしちゃいます。

「話が分かりやすい!」「教えるのが上手だね!」と言われる回数が増えますので、早速みていきましょう。

たとえ話のコツは「抽象度」!

早速ですが、結論をお伝えします。

「ぼんやり法」、つまりたとえ話を上手くするコツは、「抽象度のレベル合わせ」です。

とまどう人
とまどう人

え?なにそれ?

という方も心配しないでください。

「抽象度」は、生活であまり使わない単語なので…。

ただ、「抽象度」がわかると、一気にたとえ話が上手くなります。

また、話の整理も上手くなるので、ぜひマスターしてください。

カンタンに解説してきますね!

抽象度とは?

「抽象度」とは、「ぼんやりレベル」のことです。

例えば、外出に誘われたとき。

以下の4つを比べてください。

  • また、どっか行こうね!
  • 今度ご飯行こうよ!
  • 来週、カレーライス食べに行こうよ!
  • 1月22日、スープカレーのお店に行こうよ!

より、上のお誘いの方が、「ぼんやり」していますよね。(ぼんやりとは、なんかよく分からん、ってことです)

これを、「抽象度が高い」といいます。

「どっか行こうね!」では、行き先はネズミの国かもしれませんし、近くのファミレスでも文句は言えません。

一方、最後の文章はどうでしょうか。

1月22日、カレーの日にスープカレーを食べる、という極めて具体的なお誘いなのですね。(僕の願望です)

つまり、「抽象度は低い」のです。

ショウ
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「具体的」と「抽象的」は逆の言葉です。覚えておくと役にたちますよ。

たとえ話とは、「抽象度」のレベル合わせである

では、なぜ「抽象度」が分かると、たとえ話ができるのでしょうか。

それは以下のとおりです。

「たとえ話とは、2つのものの抽象度を合わせること」だから

みなさん無意識にやっていますが、「ぼんやりレベル」を合わせることこそ、たとえ話を作ること、なのです。

イメージとして、あなたはカリスマの先生になりきってください。

カリスマの先生は、全ての人に同じ話をしません。

教え子のレベルに合わせて、難しい問題を解かせたり、カンタンな言葉だけで教えたりしますよね。

それと一緒で、たとえ話は、「抽象度」がぴったりのものを選べるとうまくいきます。

具体例:なぜ「抽象度を知ること」が重要か?

では、たとえ話を見つつ、「ぴったりでどういうことか?」をご紹介します。

「手相とは何か?」という例文です。

手相とは、もうひとつの顔のようなもので、良い手相、悪い手相というよりも、それぞれの手の持ち主の気質を表しているものです。

基礎から分かる手相の完全独習

この文は、「手相って良い・悪いだよね」というイメージに対して、「その人の気質、人柄が分かるんだよ」と言っています。

このたとえ話を分解してみましょう。

すると、以下のとおりです。

「手相=顔」
「顔はその人の気質が分かる」
「手相もその人の気質が分かる」

図にすると次のようになります。

「その人の気質が分かる」だけでは、なんのことかあまり分かりません。

つまり、ぼんやりレベル(=抽象度)が高いですよね。

一方、「手相」や「顔」は何かすぐに分かります。

つまり、ぼんやりレベルは低い。

つまり、「その人の気質が分かる」ものの下に、「手相」や「顔」があるのです。

なので、「手相」を例えたいときは、「その人の気質が分かる」もの、の「連想ゲーム」をすれば良いんですね。

これを、図にすると以下のとおり。

僕も、他の例えを作ってみます。

「その人の気質が分かるもの」だと、他にも「服装」「友人関係」「お金の使い方」などがありそうですね。

なので、

「手相とは、服装のようなもので、あなたの資質をあらわします」

と言っても良いわけですね。

(*手と顔だと「同じ体の部位」でイメージがしやすいので、筆者は「顔」で例えていると思います)

ショウ
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次からが、本番ですよ…!

誰でもたとえ話ができる3ステップ【基本】

では、ここから実際にたとえ話を作っていきましょう。

方法は以下の3ステップです。

  1. 伝えたいものの「抽象度」を知る
  2. 似たものを探す
  3. 手に応じて例える

実際に、「会話とは何か?」という具体例で例えていきます!

①:例えたい物を理解する

まず、あなた自身が、例えたいものを理解しましょう。

【”例えたいもの”は〇〇だ】という文章を作っていきます。

今回は、「”会話”は相手を受け止めることが重要だ」としますね。

②:似たものを探す

次は、抽象度を整理し、似たものを探します。

今回は、「相手を受け止めるもの」を探します。

受け止めるもの、受け止めるもの…

あなたも考えてみてください。

… 

色々と連想をした結果、僕は「枕」「キャッチャー」「ハグ」という候補が出てきました。

③:相手に応じて例える

最後のステップです。

先ほどの候補から、相手の興味・知識に合わせて言葉をチョイスしてください。

今回の場合…

  • 枕…万人受け
  • キャッチャー…スポーツ好きなら刺さる
  • ハグ…留学経験者にはいいかも

と言った感じです。

その結果、以下のような文ができます。

  • 「会話は、枕のようにまず相手を受け止めることが大切である」
  • 「会話は、まずキャッチャーになると良い」
  • 「会話は、ハグと同じ」

「会話は受け止めることが大切」というよりも、伝わりやすいはずです。

ショウ
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ポイントは「抽象度を知ること」です。

「ぼんやりレベル」を知る、も同じことですね。

伝わりましたか???

誰でもたとえ話ができる3ステップ【応用】

さて、ここからは応用です。

実は、先ほどの例だけだと、できない「たとえ話」があるんです。

それは、「AはBである」のA・B2つとも、相手がわからないとき。

先ほどは、「手相」「会話」など、Aがわかっていたので、実はカンタンだったのです。

しかし、以下の文章はどうでしょう。

SaaSとはSoftware as a Serviceの頭文字を取った略称で、必要な機能をクラウド上で利用できるようにしたソフトウェアの提供形態のことです。

引用記事;SaaSビジネスとSaaS営業に求められるスキルとは?

一部のIT系の方を除き、???となるのは明らかです。(僕もそうでした)

その場合の3ステップをお伝えします。

僕と一緒に、考えながらたとえ話に挑戦してみてください。

①:例えたい物を理解し、レベルを一個あげる

理解までは先ほどと同じです。

説明文を抜粋します。

「SaaSとは(中略)クラウド上で利用できるようにしたソフトウェアの提供形態」

さらに、調べると、「SaaS」には、Amazon primeやHuluなどがあるようです。

つまり、こうなります。

ここで、若者世代の一部はきっと「ああ!月額課金のあれね!」となりますが、まだピンとこない人も多いでしょう。

なので、たとえ話を作るんですね。

そして、相手が知らないものの説明は、「理解」に加えて、「レベルを一個あげる」工夫が必要です。

どういうことかというと、「クラウド上で…」より一個上のぼんやりレベルをあなたが作るのです。

すると、以下のとおりです。

「クラウド上で…」をさらにぼんやりさせるべく、「お金出せばみんなで共有できるやつ」にしました。

こののコツは、どんどんぼんやりさせることです。

「クラウド」はネット上のサービスなので、「みんな」。

「ソフトウェア」は「やつ」にしました。

②:似たものを探す

2つ目のステップも、基本は同じですが、ちょっとグレードアップします。

応用では、①でレベルを追加したので、レベル2つ分の具体例を考える必要があるのですね。

あなたも、「お金出せばみんなで共有できるやつ」を考えてみてください。

ショウ
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本当に考えました?

僕が考えたのは「映画」「家」「地域の施設」です。

それぞれの下のレベルは以下のとおり。

  • 映画…「最寄りのコロナ」「都市部の映画館」
  • 家…「分譲マンション」「賃貸のアパート」
  • 地域の施設…「体育館」「公民館」

図にすると、こうなります。

③:相手に応じて例える

最後は全く同じですね。

今回の場合は、以下の使い分けが考えられます。

  • 映画…ほぼ万人むけ
  • 家…1人ぐらしした人なら
  • 地域の施設…お年寄りなどに

その結果、以下のようになります。

一般の人には…

「SaaSは、ネット上の映画館みたいに、お金を払ったら使えるネット上のサービスのこと。

あなたが映画を見るときに映画館を選ぶみたいに、サービスも選べます。」

1人暮らしをしている人には以下もありですね。

「SaaSは、賃貸のアパートみたいに、月々いくら払ったら使えますよ、というネット上の仕組みです。

家は広さや、最寄り駅までのアクセスなど、多くの要素がありますよね。

SaaSも同じで、色々なサービス・価格のものがあります。」

また、お年寄りならさらにカンタンにしつつ、馴染みのものを活用します。

「SaaSは、地域の施設みたいに、お金を払ったらみんなで使えるサービスです。

体育館は、みんなが同じ建物の中でバレー・バドミントン・卓球など、違うスポーツをやりますよね。

それと一緒で、ネット上で色々なサービスをみんなが使っている仕組みです。」

ざっくりとした例えなので、厳密には違うところもあるかもしれませんが、イメージが掴めた方も多いのではないでしょうか。

以上が、たとえ話応用編でした。

ショウ
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応用は、「抽象度」の上げ下げです!

ちなみに、こういった考え方が面白い!と言う人は、BtoC営業(個人営業)のコツとは?工夫しないと損する3つのポイントも楽しく読めるはずです。

よければそちらもチェックしてみてください。

BtoC営業(個人営業)のコツとは?工夫しないと損する3つのポイント

たとえ話に便利なジャンルと、知っておきたいこと

では、便利な例え話のパターンと、注意点をお届けします。

パターンを持っておくと、瞬時に例え話ができます。

「うまく例えられるか不安…」という方はぜひ活用してください。

たとえ話におすすめのジャンル

基本戦略として、例えば話は「みんなが知っているもの」が鉄板です。

僕がよく使うのは以下のとおり。

  • 食べ物
  • 体の部位
  • スポーツ
  • 身の回りのもの
  • 乗り物
  • 動物
  • 学校生活
  • 社会人生活
  • 生活の動作

「何が、どの順番で分類できるか?」

を考えておくと、すぐに使えるようになります。

例えば「食べ物」の例えはこう使う

では、「食べ物」を使って「ヨーロッパの有名サッカークラブ」を例えてみましょう。

サッカーでは、ヨーロッパの4大リーグが有名です。

以下の国の、強豪チームの名前をみてください。

  • スペイン…バルセロナ/レアル・マドリード
  • ドイツ…バイエルン/ドルトムント
  • イングランド…リヴァプール/マンチェスター・シティ
  • イタリア…ユベントス/アタランタ

この中で、「南野選手が所属している、リバプールって、どんなチームなの?」と聞かれたとしますよね。

でも、「イングランドの強豪チーム」ではピンとこない人も多いでしょう。

そこで、食べ物で例えます。

先ほどのヨーロッパの国の、代表的な料理といえば何でしょうか?

  • スペイン料理…パエリア・ガスパチョ
  • ドイツ料理…ソーセージ・ビール
  • イギリス料理…フィッシュ&チップス
  • イタリア料理…パスタ・ピザ

つまり、「イケメンの南野選手が入ったリヴァプールって、どんなとこ?有名なの?」

と言われたら、

「ああ、イギリス料理って言ったら、フィッシュ&チップスぐらい有名なすごいチームだよ」

と答えるのです。

(*味ではなく、知名度の問題です。)

強豪チーム、と言われるより、ちょっと会話が面白くなりそうですよね。

このように、みんなが知っている食べ物や、日常生活で例えると、例え話はうまくいくことが多いですよ。

たとえ話の落とし穴

最後は例え話の注意点をご紹介します。

それは、「たとえ話は、時間がかかること」です。

たとえ話は「相手の理解を助ける」ために使いますよね。

つまり相手が「すでに理解しているとき」に、たとえ話は不要なのです。

言いかえれば、不要なたとえ話は「回り道」です。

僕の知り合いにも、とにかく例えたがる人がいます。

  • ああ!それって〜の〜と同じだよね?
  • 知ってる知ってる。〜的なやつでしょ?
  • まあ、〜みたいなやつだよね。

あなたの周りにもいませんか?

そういう人はなかなか本題に入らないので、僕はイライラします。笑

なので、「相手の理解度を考えて」たとえ話を使うようにしてくださいね。

超必見!口下手の僕が変わった「トークスキルアップ法」とは?

ここまで読んで、あなたはこう思いませんでしたか?

あなた
あなた

理論は分かったけど、そんなにいきなりできないよ!

頭で分かっているけど、実際には上手く話せない。

そんな知識って、まったく意味がないですよね?

僕も営業を始めた時は、まさにその壁にぶつかりました。

会話や心理学に関する本を何十冊と読んだのに、全く「言葉が出てこない」のです。

言いかえると、「知識」だけでは会話はできません。

なので、最後に僕が営業を通して生まれ変わった「トークスキルアップ法」をお伝えしますね。

実は、これメチャクチャ簡単です。

1日5分でも、3分でもできる方法です。

その答えは、

「〇〇な人の話を〇〇すること」

です。

ショウ
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「え、教えてくれないのかよ!」と思ったかもしれませんね。

すみません。笑

実はこの方法簡単すぎて、落とし穴にハマって失敗する可能性があります。

早とちりして失敗することがないように、今回もう一個記事を書きました。(トーク力を鍛えるには?陰キャな僕も変われた”1日3分から””1人でできる”方法を紹介【今ならまだ無料】

なので、以下の記事で注意点とやり方をチェックしてみてください。

✔︎例え話が上手くなりたい
✔︎説明がうまい、と言われたい
✔︎スピーチ/プレゼンのスキルアップをしたい
✔︎話すときに、緊張しない方法を知りたい

そんな方にはぴったりですよ。

僕が営業で月間700万円を売り上げるほどになった、トークスキルのアップ法なので、ぜひチェックしてみてください。

トーク力を鍛えるには?陰キャな僕も変われた”1日3分から””1人でできる”方法を紹介【今ならまだ無料】
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僕もお客さんの前で口ごもってしまうくらい、会話は苦手でした。

そんな僕でも変われた方法なので、ぜひチェックしてみてください!

たとえ話を活用して営業やプライベートが「デキる人」に!

今回は以上です。

復習すると、たとえ話のコツは「抽象度」でした。

  • 今、どの段階にいるのか?
  • 同じ段階のものは何だろう?

その意識だけで、あなたの話は格段に伝わるはずです。

これを身につければ、「説明分かりやすいね!」「こんなに上手に教えてもらったのは初めてです!」と言われる日も遠くないですよ。

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