
こんにちは!
営業の思考法×ブログ発信のショウ(プロフィール)です!
「営業マニュアルが覚えられない」「マニュアルをすぐにでも暗記しないといけない」
そんな方向けの記事です。
ここでは、僕が考えるマニュアル暗記のコツを5つご紹介します。
僕自身、営業を始めた時に1週間足らずで90分超えのマニュアルを覚えました。
これは、国立大学に現役合格した勉強法と、本で学んだ方法を組み合わせた結果実現できたんですね。
今回はその方法をお伝えしますよ。
なぜ営業のトークマニュアルが覚えられないのか?
まず、コツの前に1つ大切なことをお伝えします。
そもそも、なぜ「暗記」が苦手な人がいるのでしょうか。
それは、「覚え方」を知らないからです。
能力はあっても、引き出し方を知らなければ意味がありません。
野球を上手くなりたいのに、野球のルールを知らないようなものです。
僕が家庭教師で教えていた中2の男の子もそうでした。
ちょっとコツを教えただけで半年後には学年順位が90位→40位まで上がったんです。(勉強の時間はほぼ変わっていない)
なので、今回はしっかりと「覚え方のコツ」をご紹介していきます。
マニュアルの覚え方の6つのコツとは?他の営業マンと差をつけるポイント解説
ということで、ここから6つのコツをご紹介しますね。
- 細かく復習
- 楽しむ
- 80%を目指す
- どこでもやる
- シャドーイング
- エピソードで覚える
覚え方のコツ①:1回100分より、1分100回復習
まずは、1番大切なコツをお伝えします。
次の表を見てください。

これは教育に携わる人は誰でも知っている「エビングハウスの忘却曲線」です。
縦軸は覚えている記憶の量で、横軸は時間の経過。
曲線は「〇〇回目に覚えた記憶の忘れやすさ」を示しています。
つまり、2回目よりも3回目、3回目よりも4回目の方が復習が楽になっているのです。(矢印が短くなっていますよね)
まとめると「人はくり返しで覚える」ということです。
あと1回目はハンパなく忘れます。
一夜漬けが良くない、というのは科学的に証明されているんですね。
なので、まず「忘れるのは当たり前」と考えましょう。
「なぜできないんだ」と思う人は、途中で挫折します。
「どうせ忘れるから復習しよう」と思うのが暗記で1番大切な考え方になりますね。
なので1回で100分やるよりも、1分を100回取り組むほうが覚えられます。
「細かく復習」ですね。
覚え方のコツ②:がんばらず、楽しむ
次のコツは心構えです。
というのも、真面目な人ほど陥ってしまうのが「がんばり過ぎ」なんですね。
「やらないといけない」と思うとイヤになってしまうんです。
マニュアルを覚えなきゃ、と思うからツラいんですね。
オススメは「マニュアルを覚えられたらどんな良いことがあるか」を頭の中でイメージすることです。
例えば僕のイメージは以下の通り。
マニュアルに自信がつき、お客さんの前で堂々としている。
同期は自分のことを「あいつの暗記の速さにはかなわない」と言い、上司は「やるな、お前!」と認められる。
その結果、アドバイスをもらいやすくなって、契約に超スピードで近づく自分。
稼いだお金で、買ったカバンを持って毎日営業を回る。
想像して、ニヤニヤしましょう。
すると楽しくなってきます。
現在形(〜している)にするのがおすすめですね。
ちなみに、僕は全部実現しましたよ。笑
覚え方のコツ③:ステップ法を使う
次は受験でも使ったテクニックで、ステップ法を紹介します。(昔流行った『ビリギャル』を参考にしてます)
ステップ法とは、1⇨2⇨3⇨…と覚えずに、1⇨1,2⇨1,2,3⇨1,2,3,4と毎回スタートに戻る方法です。
なぜこれが有効かと言うと、コツの①でも説明しましたが、「復習した方が覚える」から。
- 1番を暗記して、読む
- 1,2番を暗記して、読む
- 1,2,3番を暗記して、読む
- 1,2,3,4番を…
と実行すれば、1や2はたくさん復習できますよね。
なので、覚えるのが早いのです。

なので、マニュアルはダラダラ覚えてはいけません。
最初から1文ずつ、くり返して読むことで一気に記憶に残りますよ。
覚え方のコツ④:どこでもやる
次のコツは場所について。
いつでもどこでも暗記をくり返します。
場所を変えることで脳に新しい刺激が入り、マンネリ化を防げますよ。
またくり返しになりますが、復習の回数は多いほど良いので、一日の中でなんども復習のチャンスを作りましょう。
頭の中で思い描いても良いですし、ブツブツと声に出すのも効果的です。
オススメの場所は以下のとおり。
- バス・電車・歩きなどの移動時間
- トイレの中
- 食事中
- 歯磨きの途中
- 料理中
- お風呂の中で
- 布団に入って寝る前
- エレベーター
暇さえあれば、どんどんやってください。
なお、そのためにも「マニュアルのデータ化」は必須ですね。
スマホに写真を取るなり、PDFをダウンロードするなりしておきましょう。
覚え方のコツ⑤;シャドーイング
英会話の学習をしたことがある人は、なじみがあるかもしれません。
5つ目のコツはシャドーイングです。
音声を聞いたあと、それに被せるように声を出してください。
「2秒遅れくらいで、聞こえた音を口に出す」と言うとイメージがつくでしょうか。
この方法のメリットは「トークの間」も同時に習得できることにあります。
先輩にマニュアルの録音(吹き込み)をお願いして、ぜひやってみてください。
実際にトークを営業で使う時に「あ、この人マニュアルだな」と思われずに、絶妙な間を取れるようになりますよ。
覚え方のコツ⑥:エピソード記憶を使う
最後は「エピソード記憶」の活用ですね。
人間の記憶には「手続き記憶」「意味記憶」などいくつか種類があります。
その中の「エピソード記憶」がマニュアルの暗記には有効です。
「エピソード記憶」とは「物語のような記憶」のこと。
桃太郎の話って、丸暗記してくても「川に洗濯に行って、そのあとは桃が流れてきて…」と次々に思い出せますよね。
そのように「何かと関連して覚える」と良いんですね。
例えば以下のように工夫できます。
- 怖い上司に見てもらう⇨間違えた所は覚えやすい
- 同期とふざけながらやる⇨ふざけた所が覚えやすい
- 〇ページはお風呂でしかやらない⇨「あ、風呂でやった所か」と思い出せる
ずーっと、机に座ってやるより思い出すきっかけが増えそうですよね?
自分から「物語」を作るのも暗記のコツの1つですよ。
マニュアル暗記だけのトークから1歩抜け出すには?
暗記のコツは以上です。
ただ、マニュアルは「覚えるため」ではなく、「営業で使うため」にありますよね。
契約の取れないマニュアルに意味はないのです。
その営業で「マニュアル」を効果的に使えるかどうかは、あなたの「考え方」にかかっているのです。
「売りたい」と思っている営業マンと、「お客さんのためになりたい」と思っている営業マン。
果たして売れそうなのはどちらでしょうか?
それは「お客さんのため」を思える営業マンですよね。
ただ、だからと言ってお客さんの言いなりになるのは違います。
ちょっと複雑ですよね。
実は、営業マンには「ビジネス的な考え方」が求められているのです。
その考え方は以下の記事で紹介しています。
「どんな考え方が営業では求められるのか?」をお伝えしているので、合わせてチェックしてみてください。

まとめ:マニュアルはコツさえおさえれば簡単に暗記できる
マニュアルの暗記の6コツは以下の通りでした。
- 細かく復習
- 楽しむ
- 80%を目指す
- どこでもやる
- シャドーイング
- エピソードで覚える
1の「復習の必要性」は必須ですが、残りは自分に合うものから1つずつ試してみてくださいね。
また、マニュアルが頭に入ってきたら、次のステップを意識しながら取り組むと効果的ですよ。
具体的に「何を気をつければ結果が出るのか?」は以下の記事でも紹介しているので、のぞいていってくださいね。
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